新規訪問とリピート訪問の違いとは?活用方法を具体例で考えてみる。

アクセス解析のデータは非常に多く、「何のデータをどう見ていいかわからない!」と悩む方も多いのではないでしょうか。

たくさんのデータから訪問者の行動を把握するためには、
データを「ある特定の特徴で分類する」という事が必要になります。

そして、この分類の事を”セグメント”といいます。

では、どの様なセグメントがあるのでしょうか?

今回は、新規訪問リピート訪問の分類でデータを見るポイントをご紹介します。

「新規訪問」と「リピート訪問」の違い

新規訪問(NewVisitor)
初めてこのサイトに訪問してくれた人のこと。

リピート訪問(ReturningVisitor)
2回以上、サイトに訪問してくれた人。いわゆるリピーターのこと。

言葉で理解するのは簡単ですが、

  • 訪問の違いから何を推測すればいいのだろうか?
  • どうホームページの改善に役立てればいいのだろう?

と悩む所です。

ポイントは「訪問者の意図、訪問の目的を考える」という事です。

では、次に具体例でポイントを説明します。

新規訪問から読み取れる事

ピアノ教室の集客改善を考えてみるでも取り上げた音楽教室の例で考えてみます。

音楽教室のホームページは、色んな人に「教室の存在を発見してもらう」という目的があります。

そして新規の訪問者には「教室に興味を持ってもらう」という事が重要です。

新規訪問者が多いが、リピート訪問者が少ない場合

ホームページの内容が伝わらない、または興味を持たれなかった。
だからリピートしないという可能性が考えられます。

改善の例

せっかく訪問してくれたのに「訪問者に響かない」というのは、大きな機会損失です。

教室に興味を持ってもらえる様に、ホームページの内容を見直す必要がありそうです。

そのためには、

  • 新規訪問者が「知りたい」と思っている内容(どんな教室なのか、場所など)
  • 新規訪問者が「良さそう・楽しそう」感じる魅力のアピール
    (講師のプロフィール、レッスン風景など)

を整理して、しっかりとコンテンツ化していく必要があります。

リピート訪問から読み取れる事

まず、リピート訪問してくれるユーザーが「どうしてリピートしてくれたのか?」を考えてみます。

  • この教室、やっぱ気になる!
  • 他の教室と比較したけど、この教室の方がよさそうだ
  • レッスン風景がフレンドリーな感じで、期待する教室と合うな〜

など、色々考えられますね。

ポイントは「前向きに悩んで再訪問してくる」という可能性があることです。
そのため「コンバージョン(申し込み)の確度が高い」とも言えます。

リピート訪問が多いけど申し込みが少ない?

リピート訪問数が多いが、実際のコンバージョン(申し込みや資料請求)が少ないケースがあります。

実際のコンバージョンの数字に反映されていないという事は、「悩んだけど、やめた」という結果になっていると言えます。

改善のポイント

リピート訪問者は、「この教室、何か気になる」という意図で再訪問しています。

しかし、実際の申し込みに繋がらないという事は、「申し込みたい」と思う状態まで魅力を伝えきれなかったと言えます。

せっかく興味を持ってもらったのに、コンバージョンに結びつかないのは勿体無いですね。

新規訪問とリピート訪問では、知りたいことが違う

「興味を持っている」という状態から、「申し込みたい」という状態に引き上げるためには、どの様な点をアピールすればよいでしょうか?

新規の訪問者は、「どんな教室なのかな?」という入口で情報を探します。

しかし、リピート訪問者の場合は「既に興味を持っている = 教室の情報はある程度知っている」という段階です。

そのため、リピート訪問者の知りたいことは「より具体的な内容」になると考えられます。

具体的な料金、授業コースの詳細、振り替え受講の可否など、具体的な受講イメージを持ってもらうための情報が必要ですね。

「問い合わせの導線」の再確認も重要

実際に「問い合わせてみようかな?」と思っても、

  • 問い合わせの方法がよくわからない
  • 電話だけしか、問い合わせ方法がない
  • 問い合わせフォームの書き方がよくわからない、複雑すぎる

などの要因で「もう、いいかな。」と諦めてしまう可能性もあります。

気軽に問い合わせができる配慮があるとよいですね。

新規訪問とリピート訪問の比率はどうあるべき?

新規訪問とリピート訪問、その比率はどれくらいがいいのか?

  • 新規訪問が多い:新規の人をたくさんサイトに集められている。
  • 新規訪問が少ない:新規の人にあまり発見されていない。
  • リピート訪問が多い:リピーターに満足してもらえるサイトになっている。
  • リピート訪問が少ない:再訪問する気にならないサイトになっている。

と考えられます。

どれも大切で “絶対この比率!”とは言い切れませんが、
サイトの目的や役割に応じた「バランス」が大切ではないでしょうか。

Googleアナリティクスの設定方法

最後に、GoogleAnalyticsで「新規訪問」と「リピート訪問」の確認方法を2つ紹介します。

[ユーザー]-[ユーザーの行動]-[新規とリピーター]メニュー

アドバンス セグメントでフィルタをかける

まとめ

サイト改善の施策を考える際は、サイトの現状分析をしっかりして「何が問題なのか?」を明確おくことが大切です。新規訪問やリピート訪問は「最適なサイトができているか?」を知るための、有益な情報になります。

訪問者の目的をしっかり考えて、仮定して、検証して、、、
そして、最適なサイトコンテンツを作っていく事が大切ですね。

【個人事業におすすめしているサーバーは?】
個人事業のホームページをWordPressで作成したい方には、 エックスサーバー をオススメしています。
価格や安定性はもちろん、独自SSLも「無料」で使えるので、個人事業のホームページには最適なサーバーです。