アクセスアップしたい!それ本当の目的ですか?

あるクライアントから「Webサイトのアクセスアップをしたいけど、アクセスは多ければいいものなの?」という質問がありました。これはサイト運営でとても大切な視点です。

ホームページの訪問数を増やしたい!と多くのWeb担当者が悩んでいます。

が、、、

「アクセスが多い=ホームページの成果が出ている」とは言えません。

Webサイトの役割を思い出そう

成果とは「Webサイトの役割を達成すること」です。サイトの役割を達成していなければ、いくらアクセス数が多くても成果を出すホームページではありません。

Webサイトの役割が曖昧だと「成果を判断できない」ので、次に何をすべきか悩みます。そんな時は役割を確認・整理すると改善のヒントになります。

誰に見て欲しいのか

Webサイトを運営していると「多くの人に見て欲しい!」と思います。しかし、見てくれるなら誰でもいいというわけではありません。ホームページの内容と関係ない訪問者ばかりだと「アクセス数はあるが効果は少ない」という状況もあり得ます。

いくら頑張って運営してもコストに見合う成果に結びつかない。やっても成果がでないと、次に何をすればよいかわからなくなる。モチベーションも下がって、更新せずに放置したまま。そんなWeb担当者さんの悩みをよく聞きます。

Webサイトの役割を考える時は「どんな人に見て欲しいか?」という視点を盛り込むことが大切です。「とりあえずアクセスを多く集めてから」ではなく、最初の段階で「誰に」という点をしっかり考えてWebサイトを構築します。

訪問者に何をして欲しいのか

Webサイトの役割を整理するには、Webサイトに訪問してくれた人が「どうなって欲しいのか?」を明確にする必要があります。

訪問したユーザーは、サイトを閲覧することで何らかの「アクション」や「状態の変化」が発生します。

  • アクションの例:資料請求、ユーザー登録、申し込み、問い合わせ
  • 状態の変化の例:疑問が解決する、知識が身につく、ブランドを好きになる

Webサイトには、訪問者に対して何らかのアクションや変化をして欲しいという「期待」があるはずです。それが「Webサイトの役割」になります。ユーザーに期待することが見えてないと、何のために改善するのか?が曖昧になり、「何をしていいのかわからない」という状況になってしまいます。

サイトの役割が整理されれば「何が成果なのか」「成果を出すには何をすればよいか」がスッキリします。

どんな満足をしてもらうか

訪問者はプラスの反応だけではありません。訪問者にも「サイトに対する期待」が当然あります。訪問者の期待とサイトの内容が違うと、「あまり参考にならないページだな」「このサイトでは疑問が解決できない」という反応になります。

「誰に」「何をして欲しいか」を整理すると、「どんな満足をしてもらうか」もハッキリします。訪問してくれたユーザーの期待に応える、良いコンテンツを提供することもWebサイトの役割です。「訪問者がサイトに求めること」と「サイト内のコンテンツ」が最適になるための改善は、継続的に行うことが大切です。

まとめ

アクセス数を増やす事はとても大切。訪問されないと何も始まりません。しかし、それは「役割を達成するため」であり、アクセスアップ自体が目的ではありません。

Webサイトの役割を整理すれば、改善の方向性が明確になります。そして何をすればよいか?がスッキリ見えてきます。

Webサイトを「何のために開設しているのか?」という、本来の目的を忘れていませんか?

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