話題の「リーン・スタートアップ」を簡単にまとめました。

公開日:
最終更新日:2012年09月04日

最近よく目にする「リーン・スタートアップ(Lean Startup)」。
本屋さんでも、関連書籍が目立つ所に山積みになってたりしますね。

そこで、リーン・スタートアップについてまとめてみました。

スタートアップのマネジメント手法

リーン・スタートアップとは、「スタートアップのマネジメント手法」です。

そもそもリーン・スタートアップは、世界中の起業家たちが注目している考え方で、エンジニア出身で様々なサービスを成功させたエリック・リース氏が提唱しました。

要はエリックさんが、自身の経験(成功や失敗)から学んだ事から導き出した、成功ノウハウって事ですね。

ちなみに、リーン・スタートアップの「スタートアップ」とは、
・サービスを立ち上げる
・事業を始める
という事を指します。
(独立・起業というイメージではないので注意が必要です。)

リーン・スタートアップのポイント

リーン・スタートアップのポイントは大まかに以下の4点です。

1.すばやくたちあげる
2.最初はコストをかけない
3.走りながら考える
4.学習して変えていく

必要最低限の機能でリリースする事。
そして、壁にブチ当たった時にあきらめず、学んだ事を活かして別の方法を試してみる。
ただまっすぐに突き進むのではなく、柔軟にジグザグに対応していく。

これを、できるだけ速く!という事ですね。

さらに、スタートアップは「アイデアの素晴らしさ」で決まるのではないという事も重要な考え方です。
成功しているサービスが「必ずしも素晴らしいアイデアではなかった」という事です。

すばやく立ち上げる

「世の中の多くのスタートアップは失敗している。原因の多くは、本来しなくてもいい無駄なことをたくさんしているためだ。無駄なことをせず、成功の確率を高めよう」by エリックさん

そうなんです。スタートアップとは仮説と実験なんです。
・何が作られるべきなのか
・それが持続可能なのか
という仮説を立てて、実験していく。これが大前提。

まず、「最小限の機能を最小限の努力で作り上げる」。
スタートアップは実験なので、その実験をできるだけ速く行って結果を出す!って考えましょう。

そうすれば、「簡単に、速く、失敗から学ぶことができる」という事につながります。(ここが重要ですね。)

最初はコストをかけない

今やインターネットで様々なサービスの提供ができる様になりました。
また、クラウドサービスやオープンソースも安価に(ものによっては無料で!)活用できるので、サービス立ち上げの初期投資をかなり少なくすることができます。
さらに、ソーシャルメディアを活用することで広告やPRも安価にできるようになりました。

リーンスタートアップの考え方の一つとして、ウェブサービスの立ち上げにおいては、最低限のコストでスタートする。という事がポイントになります。
そうする事により、「資金調達の心配をすることなく全てのエネルギーを立ち上げに注ぐことができる」ようになるって事ですね。

走りながら考える(計測する、検証する)

大前提として「スタートアップには、成功する方程式はない!」という事。

リーン・スタートアップにおいて、スタートアップは仮説・実験です。
なので、そこでの失敗は「仮説検証から、何か学ぶ必要がある」と言えます。

ポイントは「実験から計測する・検証する・推測する(考える)」という事なんですね。

そして、それを「できるだけ早く確認」することが重要なんです。

スタートアップの成功は、「内部からさまざまな問い」を発して、「成功するまでチューニングし続ける」という事が必要です。

「ウェブサービスビジネスは誰が顧客か明確にはわからない状態でスタートしなければいけないことが多いもの。また、分かっているつもりでも、本当の顧客は想定していた顧客と違っている場合もある。」by エリックさん

学習して変えていく

「検証してチューニングする、そのサイクルタイムを速くする」というのは非常に難しいことです。

エンジニアの観点で言うと、リーンスタートアップでは継続的にデプロイしていくイメージですね。
コードができたらすぐに本番環境にデプロイ!ってエンジニアからするとちょっと怖い。。。

しかし、リーンスタートアップでは「できるだけ早く本番でリリース」して、そこから「早く学ぶ」。
そうすればシステムもより良いものになっていく。という考え方なのです。

「大事なことは、仮説を顧客に試してみる点だ。一般の企業なら、既に製品やサービスが存在している。だから、顧客の反応もある程度は予想できる。ところが、スタートアップが取り組む事業は、大抵の場合、潜在的な市場を掘り起こす取り組み。だから、顧客がつくかどうかは、試してみないと分からない。」by エリックさん

リーンって「トヨタ生産方式」なのだ

余談ですが、リーンスタートアップの「リーン」って、元はトヨタ自動車の「トヨタ生産方式」の事です。
トヨタのノウハウを他の分野でも適用できるように一般化した「リーン生産方式」が、リーン・スタートアップのベースになっているんですね。

リーン・スタートアップ関連書籍

はい。リーン・スタートアップって、ずばりこの本です!

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